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開化堂 by Mind Map: 開化堂

1. 1875年創業 日本初のブリキ製の茶筒を制作

1.1. 創業当時からの工程を変えず、今でも手作りで作られている

1.1.1. 開化堂カフェの裏に工房を構える

1.1.2. アイデアを受けてすぐに試作品を作り、カフェで使った所感をフィードバックして改良できる距離の近さ

1.1.3. 20代~30代の若い職人も多く在籍

1.1.4. 初代がつくり出した茶筒の価値を知り、 守り、つくり続けることを一番大事にしている

1.1.4.1. 長く使えるように、修理も受け付けている。 八木さんがテレビ番組のインタビューで 「自分の作った茶筒を子供や孫が修理するかもしれないと思うと手を抜けない」 と語るように伝統を受け継ぎ、未来につなぐものづくりに心血を注いでいる

1.1.4.2. 機械による大量生産では品質が落ち、開化堂の茶筒ではなくなるから 手間暇をかけてつくることこそが茶筒の価値となっているから

1.2. 百年使える暮らしの道具

1.2.1. 親子三代で使っているファンも多い

2. 海外からの評価も高く、ヨーロッパやアメリカなどにも流通

2.1. 海外進出のきっかけ イギリスのPostcard Teasが店内で実演販売することを提案、 現在も親戚のような付き合いを続けている。

2.1.1. その縁で ・Kaikado caféでPostcard Teasの紅茶を提供 ・Postcard Teasから紹介を受けた外国人旅行客がKaikado caféにも足を運ぶことも

3. 時代のニーズにあわせて茶筒の技術を活かした商品を開発・販売

3.1. ナッツ缶

3.2. 音楽スピーカー(Panasonicと共同開発)

3.3. パスタ缶

3.4. 珈琲缶 (かつてお茶筒を容器に茶葉を買いに行っていた「通い缶」の習慣をモチーフに、 珈琲豆を買いに行くときの容器として持ち運べるように、 一澤信三郎帆布の専用バッグもセット販売。)

3.5. Kaikado café内のプロダクト ・ブックスタンド ・ランプシェード ・観葉植物のポット (川口さんのアイデア)

4. 2016年Kaikado caféをオープン

4.1. 20年来のファンだった川口さんがサラリーマンから転身、 関東から移住してKaikado caféの店長へ

4.1.1. それ以前は購入するのを開化堂から止められるくらい 茶筒を買い集めていた大ファンだった

4.1.1.1. 今でもその愛は変わらず… ・茶筒を求める人に寄り添った接客で茶筒との橋渡しをしてくれる ・自分のアイデアと茶筒の技術を活かし、新商品や店内のプロダクトを開発している

4.2. ドリンク・フードメニュー

4.2.1. 個人焙煎のパイオニア 中川ワニさんが監修

4.2.2. イギリス〈Postcard Teas〉の紅茶

4.2.3. 宇治市〈利招園茶舗〉のほうじ茶

4.2.4. 〈中村製餡所〉のあんと京都で人気のベーカリー〈HANAKAGO〉を使ったあんバタ

4.2.5. 那須高原チーズガーデンのチーズケーキ

4.3. 余白

4.3.1. Kaikado caféは開化堂の「応接間」と位置付けられている(それ以前、開化堂を訪れた客を店の応接間に通して商談していた) 応接間は生活スタイルの変化や合理的な住宅をつくるために、取り払われつつある居住空間の余白だ。 開化堂ではお客さんをもてなすために、余白を活かして過ごしやすい空間をつくり、そこで茶筒や工芸との接点を生み出している

4.3.2. 開化堂カフェの余白とは? その余白が生むものとは?

4.3.2.1. 物理的な余白

4.3.2.1.1. 店内には極力POPや看板を置かない (トイレの看板すらも置かないようにしている)

4.3.2.1.2. 物で余白を埋めていない

4.3.2.1.3. その余白を活かして工芸品を展示・販売 実際に使えるようにも配置、工芸に思う存分触れることができる

4.3.2.2. 空間的な余白

4.3.2.2.1. 京都市電の旧車庫兼事務所 を改装した建物

4.3.2.2.2. 席数を置きすぎない

4.3.2.2.3. 店全体の色味を統一 (カラフルではない)

4.3.2.3. 心理的な余白

4.3.2.3.1. 珈琲を飲んでゆっくりした時間を過ごして息抜きができる

4.3.2.3.2. 頭の中を整理してゆとりをつくり、自分の考えを見つめなおしたり、見落としていたことに気づくことができる

4.3.3. なぜ余白が必要か?

4.3.3.1. 働きづめで心に余裕がない、ゆとりがない

4.3.3.2. すきま時間もスマホを見て過ごし、心にゆとりをもつ時間を無意識に減らしている

4.3.3.3. 生活空間も物であふれ、物理的・空間的余白がなく、心理的な余白も減らしている

5. かつては廃業危機も

5.1. 高度経済成長期 海外製の工業製品に人気が集まり売れ行き低迷、 茶筒と平行して薬屋を営んだり、名古屋~瀬戸内海に 売り歩いたり…

5.2. 機械化による大量生産が本格化

5.3. バブル崩壊 景気も低迷、値引きを強いられ、5代目で廃業する決意をするが、 海外の観光客から評価されていることを見て、6代目が継承することを決意 販売方法を見直し、卸売りから一般販売や海外での実演販売を開始

6. 伝統産業の衰退

6.1. 高齢化・後継者不足

6.2. ライフスタイルの変化により需要の減少

6.3. 機械化による安価な商品を大量生産・大量消費

6.4. AIやICTの代頭

6.5. 商業構造の変化(主な卸先の百貨店の顧客が新たなマーケットに奪われている)

6.5.1. 開化堂は海外に販路を広げることで、狭まりつつあったマーケットを拡大することができた